ストリートアカデミーの技術顧問に、Ruby / Railsコミッター松田明氏が就任

左から エンジニア 嶋本、技術顧問 松田氏、CTO 北川
教えたい人と学びたい人をつなぐ「まなび」のマーケット「ストアカ」を運営するストリートアカデミー株式会社は、技術顧問としてRuby / Railsコミッターの松田明氏を迎えたことをお知らせします。
これにより、「ストアカ」の開発チームと技術基盤の強化を一層加速させて参ります。

松田明氏プロフィール

日本人として唯一、RubyおよびRuby on Rails両方のコミッターを務める。Asakusa.rb主催、RubyKaigiチーフオーガナイザー。
kaminari、active_decoratorなど数多くのOSS作品を手がける。代表作は「Asakusa.rb」。 現在はフリーランスのエンジニアとして、複数の企業の技術顧問活動を行っている。

松田氏のコメント

「北川さんとは日本酒を通じて知り合い、いつの間にか飲み友達のようになってました。 とあるイベントの打ち上げの席で、北川さんから手伝ってほしいと言われ、『そこにRailsアプリがあるならば』と引き受けて今に至ります。 てっきり小さめのアプリなのかなと思っていたら、それが意外に大きなリポジトリで、できることが多くありそうです。 微力ながらお力添えさせていただきたく思っております。」

就任背景

2012年より運営を開始した弊社サービスの「ストアカ」は、今年で設立6年目となり、システム・ユーザー双方の規模が相応に拡大しています。 「ストアカ」はRuby/Railsをメインの開発言語として採用して開発していますが、
  1. )積もった負債の解消や、より良いシステムアーキテクチャへの移行、gemや言語バージョンの定期的なUpdate、開発環境の改善などの「日々行いたい改善の開発活動」と「ユーザーへ価値を提供してサービスを改善・解決させる為の開発活動」が常にトレードオフになっている
  2. )開発環境やコードの品質もまだまだ向上の余地がある
  3. )サーバーサイドのエンジニアチームは他言語出身者が多く、Railsでのチーム開発においては肝となる「レールに乗った開発」や「Rubyらしいコーディング」が完全には実現できておらず、開発スピードや品質のばらつきに繋がっている状態を解消したい
というのが現状の課題でした。
松田氏はRuby/Rails自体の開発を行っており、それらを使ったWebアプリケーションの開発においても日本の第一人者です。
上述の課題においては、いずれも経験・知見が豊富であり、且つ状態の改善を促進するにはまさしく適任です。
加えて、世界的に著名な凄腕OSSプログラマ、言語コミッタとしての松田氏の働き方を、チームとしても学びたいという想いがあり、今回の招聘に至りました。
松田氏の参画により、最先端の環境でのRuby/Railsの開発、さらにOSS活動を通じたコミュニティーへの貢献を促進させます。